家事・仕事・育児を頑張る夫のあなたへ
毎日、仕事や家事、育児など、できることを精一杯頑張っていますよね。
だからこそ、
- 怒らないでほしい
- 否定しないでほしい
- きつい言い方をしないでほしい
- うるさく言わないでほしい
- 細かい口出しをしないでほしい
- 自分勝手をやめてほしい
- 一方的に悪者にしないでほしい
- 頑張りを認めてほしい
- やったことを褒めてほしい
などなど、思うことはたくさん出てきます。
本当は
- もっと仲良く過ごしたい
- 毎日を楽しく過ごしたい
- 誤解をなくしてお互いを理解し合いたい
- 心からの平和を築きたい
- 自分自身も大切にしたい
- 妻にも笑顔でいてほしい
そんなあなたの願いを叶え、平和な家庭を築くために役立つ、本質的な「不満の伝え方」解決策のステップの1歩目をこの記事では紹介します。
なるほど!そうだったのか!妻の地雷の理由が分かると評判です。こちらも参考になります↓
妻に不満を伝えられない?!3つの理由
不満を言えないことには理由があります。
なぜ、妻に不満を伝えたいのに、伝えられないのでしょうか?
自分の思いを認識することは「自己理解」の第一歩。まずはここからスッキリさせていきましょう。
幸せな夫婦関係づくりには自己理解が大切な理由はこちらから↓
1 対立や衝突を避けたい
過去の大きな喧嘩を思い出すと、思い浮かべただけで嫌な気持ちになります。もう二度とあんな対立を繰り返したくありません。親の不仲を思い出して、それを避けたいこともあります。そうすると、不満があってもグッと我慢します。
2諦め
これまでにあなたの意見を伝えても、妻から避難をされたり、理不尽に怒られたり…。
まくしたてられるように反論をされたり、別の話を持ち出されたりもしたら、嫌になるし、これ以上伝えるエネルギーもなくなってしまいますよね。
今まで何度もトライしてきたのに、うまくいかずに諦めてしまっている場合は、学習性無力感の状態になっているかもしれません。
自分の行動が結果を伴わないことを何度も経験していくうちに、やがて何をしても無意味だと思うようになっていき、たとえ結果を変えられるような場面でも自分から行動を起こせなくなってしまう状態
3相手を傷つけたくない
あなたが奥さんのことを大切に思っているからこそ、不満を言うことで相手を傷つけたくない。
相手が悲しむのを見るのが辛い、だからこそ、不満を言わずに我慢をしているのかもしれません。
でも、長い間、自分の本音に蓋をすると、自分らしさが見えなくなり、妻を傷つける代わりにあなたがどんどんと辛くなってしまいます。
不満を抑えると起こる課題
幸せな夫婦関係には、夫も妻も笑顔でいることが必要です。今のまま不満を言えないでいるといいことがありません。
1. ストレスが溜まる
まず、不満を溜め込むとストレスが溜まり、心身にさまざまな悪影響を及ぼします。
たとえばイライラや不安感が増して集中力が低下し、仕事に集中できずミスが増えたり、部下など立場の弱い人への言動がキツくなるなど仕事にも影響が出ます。
ストレスは、病気や他の物への依存という形で現れることもありますし、子どもがいる場合はそのストレスが子どもに向いてしまうこともあります。
本当は家族を大切にしたいと思っているのに、逆の状況が生まれてしまうのは不本意ですよね。
2. 自己肯定感が低下する
不満を言わずに我慢を続けると、自己肯定感が低下してしまいます。
不満を伝えようとしても伝わらないことは苦しいし、言わないことの方が平和。そうすると、私たち人間は、「何も思わないようにしよう」と、自分の感情を感じなくなってしまいます。
感情は、ネガティブもポジティブも同じ性質を持っています。
そのため、ネガティブを感じなくなると、ポジティブも感じにくくなってしまいます。
そうすると毎日が楽しくなく、うつ症状や無気力感にもつながります。
3. 夫婦関係にほころびが生じる
不満を言わないことで、夫婦間の信頼関係に少しずつ影響が出ていきます。
職場の人や友人でも、不機嫌そうな人はわかりますよね。
あなたが不満を伝えずにいると、妻はあなたの本当の気持ちを隠されていると感じ、寂しさや疎外感、つながりのなさを感じることがあります。
「俺の不満なんて、うちの妻は気にしてないよ」という声も聞こえてきそうです。
もしあなたが「相手から大切にされている」という感覚が薄くなっているなら要注意です。
ぜひ本記事やこちらを利用し、早めに対処することをおすすめします。
妻に自分の不満(思い・気持ち)を表現する大切さ
では、妻に自分の思いを伝えられるとどのような良いことがあるのでしょうか。
理由① 自分自身の健康と幸せを得られる
アメリカ心理学会(APA)の研究によると、感情(不満も感情です)を抑え込むことが長期的には心臓病やうつ病、免疫機能の低下などの深刻な健康問題を引き起こすリスクがあるとされています。
自分の感情を適切に表現することでストレスレベルが低下し、心身の健康が向上することが分かっています。
理由②夫婦の幸せを得られる
カリフォルニア大学バークレー校の研究によれば、感情(不満も感情です)をオープンに共有することで、パートナー間の理解が深まり、信頼関係が強化されるといいます。
お互いの気持ちを理解し合うことで、対立や誤解が減少し、より平和で協力的な関係を築くことができるようになるといわれています。
不満を前向きに解消し平和な家庭を築くための1stステップ
では、妻に不満をうまく伝え、受け取ってもらうための最初のステップです。
そのステップとは何かを結論からお伝えすると
自分が本当に伝えたいことを理解する
ということです。
どういうこと?と思われたかもしれません。
そこで
- 自分が本当に伝えたいことは何か
- なぜ「本当に伝えたいこと」が大事なのか
を見ていきましょう。
本当に伝えたいことってなに?
「本当に伝えたいこと」は願い、やニーズとも呼ばれます。
聴きなれない言葉かもしれませんが、ニーズとは、すべての人間が共通してもっている、自分らしく生きるために満たしたい、心の底にある「願い」です。
なぜ、不満を伝えるのに願いを理解するのが大事なの?
それは、不満の元にある「ニーズ(本当に伝えたいこと)」を起点に伝える方が、相手にあなたの思いを受け取ってもらえる確率が上がるからです。
もう一つは、不満の裏にある願いをあなた自身が理解できることで、自己理解が深まるからです。
なぜ、不満を伝えるときにニーズを伝えると受け取られる確率が上がるの?
どういうことか、具体的にお伝えします。
たとえば、
「家の中は快適で、リラックスできる場所であってほしい」
この願いは、ふたりとも一致しますよね。
ただし
- 快適の定義
- 快適にしたい範囲
- 掃除の仕方や頻度
- 掃除の細かさ
- リラックスの仕方
という、一人一人が望む実現方法やレベル感は異なります。
鼻をかんだティッシュ置きっぱなしにしないで
もっと丁寧に掃除機かけてよ
では相手に嫌がられたり、断られるかもしれません。
ですが、
家ってもっと落ち着けて安心できる場所にしたいよね
(↑一致している願い)
ということについて全否定が返ってくることは、ほぼありません。
じゃあ、もっと〇〇してよ…
という返事は返ってくるしれませんが、これは、妻が思い描いている「手段」です。
「家を落ち着ける場所にしたい」ということについては否定されていないことに目を向けてみてください。
願いをどのように実現したいか。
その手段の違い。
これが、対立の原因です。
でも、お互いに「心地よさ」「安心感」「リラックス」などの願いは持ち合わせています。
だから、「願い」が伝わる伝え方は、受け取ってもらいやすいのです。
さらに、人には根本的には自分や相手のニーズ(願い)を満たしたい性質がある、と言われています。
そこで、自分が「伝えたいことの本質」=自分の願いを理解し、それを適切に伝える方法がおススメなのです。
普段の私たちの不満の伝え方
ここまでで1stステップのゴールはある程度見えたかと思いますが、たとえばトレーニングやダイエットでも、体重や体脂肪率などの「現在の状態を知ることで、適切な目標と計画」を立てられます。
同じように現在地を知るために、私たちの一般的な不満の伝え方にも目を向けて、自分の現在地を認識しましょう。
普段の不満の伝え方①
「自分の状態」をそのまま伝えてしまう
自分の状態をそのまま伝えるとは、たとえば
お腹すいた
ということです。
お腹が空いたと言えば、食べたいと分かるだろう
という声が聞こえてきそうですが、確かに空腹の場合は分かるかもしれません。でも、こういうのはどうでしょうか?
調子悪いかも(風邪ひいたかも)
つまんない
調子が悪いかも、の裏には
- 健康
- やさしさ
- 気遣い
- 受容
などが欲しいという「願い」があるのかもしれませんが、あまり伝わってきませんよね。
それよりも、自分で不満をニーズに変換し、「調子が悪いから、大丈夫?という言葉で気遣いがほしい」と伝える方が、してほしいことは遥かに叶います。
そこで、自分も相手も大切に、気持ちの良い夫婦関係をつくるために
ことが必要なのです。
普段の不満の伝え方②
不満の伝え方の2つめのパターンです。
自分の「嫌なこと」をそのまま伝える
物が床に置かれてるの、ほんと嫌なんだけど
これでは、ただ自分の不満を相手に「ぶつけているだけ」です。
「片づけてほしい」という根にある、あなたの大切にしているニーズ=「清潔さ」「秩序」「安全」「空間」などを相手に理解してもらえると、他の場面でも気遣ってもらえるようになります。
妻への不満の裏にあるあなたの願い
1stステップのまとめです。
例えば、「細かいことに口出しをしないでほしい」という不満。
それが不満になるのは、たとえばあなたの中にこんな願い(ニーズ)があるからかもしれません。
- 信頼:自分の能力や判断を信頼してほしい
- 尊厳:自分のやり方や決定を尊重してもらいたい
- 自主性:自分自身で決定を下し、行動する自由を持ちたい
- リラックス:家の中ではくつろぎたい
「細かいことに口出しをされない」ことで、本当はあなたは何を叶えたいのでしょうか?
あなたが本当に叶えたいこと、満たしたい想いは何ですか?
不満を伝えられない…夫婦の会話にストレスを感じるあなたへ
Step2
「進化し続けるためには、常に新しい挑戦を受け入れることが必要だ。」
– ウォルト・ディズニー
あなたならできます。新しい考え方への挑戦、応援しています!
不満は分かるけど、自分の気持ちがよくわからないという方へ
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